9月25日（日）

　今回は皆様が気になる口臭について、定期検診の大切さについて書かせていただきます。

気になる口臭の原因とは？

現在、巷にはガム、洗口剤、マウススプレーなど様々な口臭予防グッズが販売されています。しかし、これらの製品は使用しても消臭物質を口腔内に長期間留まらせることが不可能なため、消臭効果は一時的なものでしかありません。

口臭を予防するには、まず口臭の原因を取り除くことが重要です。

意外と多い口臭の原因

それでは口臭の原因を一つずつ説明します

1.歯周病による口臭

　歯周病の原因菌が産生する揮発性硫黄化合物による口臭です。歯周病が進行するほど口臭が強くなると言われています。

現在、口臭の原因の中では最も多いとされています。

2.虫歯による口臭

　虫歯の原因菌が歯を酸で溶かしたり、進行した虫歯の穴に詰まった食べかす等を分解して産生された物質による口臭です。

口臭の原因としては2番目か3番目くらいに多いとされます。

3.舌苔（ぜったい）による口臭

　舌苔とは舌の表面についた白い汚れの事です。

この白い汚れは舌に付着した細菌、口の中から剥がれ落ちた古い粘膜細胞や食べかすが舌の表面にこびりついたものです。

舌苔の中の細菌がタンパク質を分解して揮発性硫黄化合物を産生することによって生じる口臭です。

4.全身疾患による口臭

　副鼻腔炎、咽頭炎、胃炎、糖尿病、悪性腫瘍などで口臭が生じる事があります。

これらは原因疾患の治療が必要となりますので医科に受診が必要となります。

5.空腹時の口臭、月経時の口臭

　これらは生理的口臭と呼ばれるもので、空腹時の唾液の減少、生理時のホルモンバランスの変化などによって生じる口臭で、誰にでも起こり得る一時的な口臭です。

6.嗜好品、飲食物による口臭

　ニンニク、ネギ、玉ねぎ、タバコ、アルコールなどが原因の口臭です。一時的な口臭ですので、摂取をやめれば口臭は消失します。

7.心因性口臭

　実際に口臭が無いのに自分で口臭があると思い込んでしまう症状。

自臭症と呼ばれ精神的要因による口臭です。

色々な口臭の原因を紹介しましたが、原因のほとんどが1.2.3で説明した、歯周病、虫歯、舌苔と言われています。

ご家族や、友人などに口臭があると言われた方、ご自身で口臭があるのではないかとお悩みの方は、まず歯科医院で検診を受ける事をお勧めします。

そこで歯周病や虫歯、舌苔の治療を行う事により大半の口臭は改善される可能性があります。

それでも改善しない場合は他の原因を解明する必要がありますが、まずは口臭予防の第一ステップとして歯科検診を受ける事をお勧めします。

２月21日（日）

2月13日（土）と2月14日（日）に京王プラザホテルにて開催されました、第35回日本口腔インプラント学会、関東・甲信越支部大会に参加して参りました。

今回は私の所属する埼玉インプラント研究会が主幹であったため私も実行委員としてお手伝いさせていただきました。

当日は小宮山彌太郎先生をはじめインプラント治療誕生期から活躍されている著名な先生方の貴重な講演を聞く事が出来、とても感銘をうけました。

私も、彼らに少しでも近づけるよう日々、勉強を怠らず精進し、患者様により良い歯科医療を提供して参りたいと考えております。

２月10日（水）

　医院の看板をリニューアルいたしました！

今まで歯科医院だとわかりにくかったため、初めておこしになる患者さんにはご迷惑をおかけすることがありました。

この歯の笑顔のように、みなさんにも笑顔になって帰っていただけるよう頑張ります！